雨水が侵入してしまう3つの原因とは？
「雨が降ったあと、なんとなく家の中がジメジメする…」そんな違和感があれば、もしかすると雨水がどこからか入り込んでいるかもしれません。
では、その入り口になりやすい場所はどこなのか。
多くのケースで共通する原因が3つあります。
1つ目は、外壁の継ぎ目の劣化。
サイディングボードなどのパネル型外壁では、板と板の間に「コーキング（シーリング）」と呼ばれるゴムのような素材が入っています。
これが年数とともに硬くなり、割れてしまうと、そこから水が内部に入ります。
「コーキングのひび割れ」は、まさに雨水が入り込む最も多い場所のひとつ。
2つ目は、屋根や外壁のひび割れ。
前述の通り、表面のヒビから水が染み込み、内部の素材を傷めてしまいます。
特に台風やゲリラ豪雨の後などは、屋根や外壁にダメージが生じやすく、目視で気づきにくいひび割れから水が入ることも。
気づかず放っておくと、壁の中でカビが繁殖したり、木材が腐ってしまう恐れもあります。
3つ目は、塗膜の劣化。
外壁や屋根の塗装が剥がれたり、粉っぽくなっていたら注意が必要です。
これは「チョーキング現象」と呼ばれ、塗料の防水機能が落ちてきたサイン。
塗装の役割はただ色をつけるだけでなく、水をはじき、外壁材を守るバリアのような存在。
バリアが剥がれれば、当然、雨水は入りたい放題です。
これらの3つの状態が悪化したら専門業者に点検してもらうのが得策です。